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働き方改革/メリットもデメリットもありそう

2019年12月26日

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働き方改革/メリットもデメリットもありそう

2019年12月26日

働き方改革/メリットもデメリットもありそう

初めに、僕は働き方改革じたい詳しくないので賛成も反対もしていません。一般的な労働者の視点で記事を書きます。

どんなことやるの?と思い調べてみると、ざっくり以下のことが厚生労働省のHPに記載されていました。

長時間労働の是正
└時間外労働の上限について月45時間、年360時間を原則としようね、という制度

これはまあ良いのではないでしょうか。長時間の労働って心も病んでしまうので。とはいえ業種によっては長時間になってしまうこともあるし、中にはたくさん働いてたくさん稼ぎたい方もいるので微妙ですね。
むしろ長時間の労働の対価で生活している人もいるので、結果的に減給となってしまう方が多いのではないでしょうか。

雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保
正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間の不合理な待遇差を解消しよう!という取組

これは臨時社員からしたら朗報ですね。しかし、正規雇用の人たちからしたら「アルバイトと給料が変わらない!」「派遣社員の方が手取りが多い!」というような不満につながるかもしれません。残念ながらそれは能力(できる業務内容)に差がないということなので仕方がないです。
嫌なら転職するか退職するか、ですね。このへんは中小企業に勤めている方に多く響きそうな気がします。年収が300~400万円くらいだと、派遣社員や契約社員の方とほとんど差がないと思います。

柔軟な働き方がしやすい環境整備
テレワーク、副業・兼業

テレワーク≒在宅ワークでしょうか。テレワークの方が広い意味な感じもします。これに関してはこれからの時代にマッチした働き方なのではないでしょうか。以前の記事でも複数回は書いている内容ですが、朝の通勤(満員)電車に乗らずともバーチャル会議室MTGもできますし、LINEでもメールでもスカイプでも何でも利用できます。会社に行く必要性は低いです。

ダイバーシティの推進
└女性/若者が活躍できる環境整備・高齢者/障がい者の就業支援・子育てや介護と仕事の両立・外国人労働者の受け入れ

このへんはみなさん注目しているところかもしれません。特に外国籍の方を炉どう人口として受け入れることが正しく機能するのか、という点です。個人的にはうまくいく気がしないですが、数年後に問題が発生して収拾つかなくなる、といったイメージです。
基本的に高齢者が多くなる日本は外国人の方とのコミュニケーションが難しいですからね。

賃金引き上げ、労働生産性向上
└賃金を引き上げて、企業には助成金を

賃金があがるのはうれしいですね。とはいえ助成金が出るにしても受給までタイムラグがありそうだし企業としてはやはり負担が大きくなる、というのが本音でしょうか。どこまで効果を発揮するのか気になります。

再就職支援、人材育成
└中高年者の中途採用にも助成金が出る場合があります

これもどこまで効果があるのかやや謎です。基本的に企業はコストのかかる中途半端な経験をもつ中高年より新卒を採用したがります。助成金が出るかもしれないとはいえ、そこまでリスクをとるのか微妙です。というか、あまりうまく機能しないでしょうね。

ハラスメント防止対策
└パワハラ禁止!

ハラスメント系の話は、そもそも人の嫌がること言ったりやったりしたらダメでしょ、というところなので特に思うところもないです。

個人的に良いと思ったところ

テレワークとダイバーシティですね。多様な働き方、という意味ではテレワークも含まれるのでしょうか。みんなで決まった時間に電車通勤したり会社に向かったり、そういう非効率的な働き方が少しでも変化することでムダな移動時間やストレスから解放されることに大きな意味を感じます。

ちなみに正規雇用労働者と非正規雇用労働者の格差解消みたいな部分ですが、これは良いと思う反面、正規雇用者のモチベーションの維持が難しくなるかもしれませんね。だったら非正規で働いた方が良い、と感じる方も出てくるのではないでしょうか。

いずれにせよ、自分の身は自分で守る!という気持ちで考え動かないと恐いですね。将来に向けて対策していないと恐怖です。

「働き方改革」の実現に向けて

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